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    ラッピング(研磨)

  • ラッピングは、ラップと呼ばれる平面の台上に工作物を置き、ラップと工作物下面間に、砥粒としてラップ剤を挟み、工作物に上から圧力を加え摺動させて行う研磨方法のことです。
     ラッピングでは、通常の研削工程に比べ加工能率は低いですが、平滑な表面が得られるため仕上げ加工として用いられます。ラップ仕上げは操作が簡単で、精度の高い加工が可能であり、各種ゲージ類や軸受け用ローラ、電子部品などの加工に用いられます。
     ラップには組織が緻密な鋳鉄が良く用いられますが、鉛やすずなどの金属も軽合金工作物に対するラッピングでは使用されています。ラップ剤はダイヤモンド、アルミナ、炭化けい素などの砥粒です。
     ラップ剤に工作液を加えラップ加工を行う場合を湿式ラッピング、ラップにラップ剤を埋め込み加工する場合を乾式ラッピングと呼びます。
     湿式ラッピングの場合、工作液は石油が一般的ですが、これに機械油などを加える場合もあります。
     湿式ラッピングでは砥粒が工作液中を動きながら研磨を行うため、加工量が大きく熱の発生も小さいです。しかし研磨面には不規則なラップ痕が残り、無光沢仕上げとなります。
     乾式ラッピングは、ラップに埋め込まれた砥粒が工作物に対し滑りながら研磨を行うので、加工量は少ないが光沢のある仕上げとなります。
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